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100均で売っている缶スプレーはどう?

2024年4月21日

プラモデル作りしていると、たまに塗料が切れます。スプレーでむらなく塗りたいときはネットで取り寄せるとかプラモデル屋行くとかになります。

しかし、100均へ行ってみてください。色の種類は少ないですが、お店を覗く価値は高いですよ。

で、今回筆者が買ったのはダイソーの缶スプレー。

100円で100ml。つまり500円程度のタミヤカラーやミスターカラーと同量!質は落ちるのだろうけど

案外いっぱい使うつや消しブラックを買いました。すごく消耗が激しい色で、ダイソーにも売っていました。でもあまり色の種類はないので、手軽に確認してみてください。ついででも見れるのが100均の素晴らしいところです。

100均のカラースプレーのレビュー、感想

まず質感ですが、どうです?正直全く問題ありません。長期でどのような劣化をするのか不明ですが、塗った時の感想は良いです→このパーツは2年弱経ちましたが、塗膜劣化は見られません。

つや消しブラックも問題ない仕上がり
塗りやすさも仕上がりも見た目には問題ないです

なかなかでしょ?

乾いてから爪でちょっとカサカサしてみましたが特別剥がれることもなく問題なさそうです。

しかし・・・

ダイソーのラッカースプレーで剥がれる事案発生

車プラモのシャシーをつや消しブラックで塗って、乾いたのでマスキングテープを貼ってみたところ、そのマスキングテープを剥がしたら、塗膜まで全部剥がれてしまいました・・・もちろん塗装前に中性洗剤で洗って脱脂、乾燥は実施。

ちゃんと脱脂して塗ったのに、マスキングテープで剥げた塗膜

タミヤやミスターカラーのスプレーではしっかり脱脂、乾燥さえすればマスキングテープを貼ったところで剥がれたりしませんが。

感想として、100均のスプレーの場合、乾燥したらマスキングテープは貼らないようにしましょう。多少のこすりでは剥がれませんので。使い分けるようにするといいですね。

また、前々のパーツに塗った写真の塗膜がなぜ剥がれなかったのかですが、素地がザラザラしていますね。擦ったり、マスキングテープを貼って剥がしても表面積が減少する分、塗膜への影響も減少します。ですので剥がれにくいわけです。

いちいちの表面形状で判断するのもめんどくさいので、直接手で触るようなところはやはり100均は使わない。これがいいと思います。

しかし、100均のスプレーでも、タミヤやクレオスのトップコートを吹けばなかなかいいじゃないですか!トップコートは艶消し、つやありとあり、塗装の表面をコーティングするためのスプレーですが、プラモデルの仕上げにデカールを貼りつけ、乾かした後に、トップコートを吹くと、多少爪でこすっても取れません!これなら安価で色が塗れます。

えっ!トップコートが高くつく?いやいや、タミヤカラーだろうがミスターカラーだろうが100均だろうがデカールの上にトップコートを吹くのはある意味普通のことなのです!

トップコートスプレーは100均のやつでいいの?

100均にもクリアーがありますが、クリアー塗装はトップコートなので表面になります。なのである程度の品質が欲しいところです。安いのはカラー塗装ですらマスキングで剥がれてしまうため、クリアーもそこまで品質が高いとは思えません。なので、トップコートに使うクリアーはちゃんとしたメーカー品を使ったほうが個人的に良いと思います。一番表面に来るので、紫外線やらホコリやらに接する過酷な場所ですものね。

ピカピカ水性トップコート

もっともトップコートは水性のトップコートをおススメします。デカールの保護目的もありますし、カラー塗膜を傷めないためにも水性がおススメです。100均のクリアスプレーはラッカー系なので油性ですし。水性は油性を侵しません。油性は油性を侵します。

やはり何台も車のプラモデルを作ってきて、クリアはこれがおススメですね。研ぎ出しにも十分耐えて、つやつやですし。↓エアブラシにはこれ。

缶スプレーで手軽にはこれ↓

上の2製品は溶剤は同じものです。

ガンプラは100均のスプレーだとどう?

色が合えば見た目は問題ないと思います。

しかし場所限定です。車なら内装パーツだったり、直接手で持たないような場所ですね。何分はがれやすいのは仕方ない。ざらついた下地ならそうでもないのですが、ガンプラや車のボディのようにツルツルの表面部品には使いません。できたらすぐにケースに保管してディスプレイするならガンプラに使用するのもありかと思います。各自の判断ですね。

これはガンダムマーカーをセットしてガスボンベで吹くタイプで塗りました。

最近手軽にエアブラシ風に塗装できる便利グッズが発売されました。

お好きな水性カラーだったり、油性カラーだったりを専用ボトルに入れて、プシューとスプレーするだけでエアブラシライクの塗装ができる優れものです。水性塗料でエアブラシ風、しかも手間暇もエアブラシより断然簡単。なので手軽にいろんな色を少量でもエアブラシ風に塗装したい人は便利ですよ。ちょっとしたところを吹きたいのにスプレー1缶じゃ勿体ないですよね。この商品でそのようなお悩みは解消できますよ。

種類があるのでラッカーを選ぶべし

缶スプレーには種類がいくつかあります。必ずラッカーを選んでください。アクリルだと乾きにくいし、良いとは思いません。参考→塗装についての記事

安いということは中身もタミヤカラーやミスターカラーと比べて落ちるのは間違いないとは思います。なので、素材の下処理すなわち脱脂ですね。これをちゃんと行い、乾燥させてから塗るといいでしょう。

割り切って使うなら問題はないです。いや、十分使えると思えますけどね。まあタミヤカラーの発色の良さにはかなわないでしょうけど。これは当然ですが。タミヤカラーの色艶最高です。

仕上げにトップコートで最高です。もう少し言えば、コンパウンドでさらに磨きますが、そこまでしないでもかなりピカピカなので、極めたい人はどうぞ。

100均よりお高いですが、品質は素晴らしいです。やはりタミヤカラーはおすすめです。TSをチョイスしてください、PSはポリカーボネートなのでガンプラや車のプラモデルは塗れません、ミニ四駆とかに使うものですね。通常のプラモデルはポリスチレンです。

ミニ四駆でもタミヤのキットのボディとかはポリスチレンなので通常のラッカーで良いですが、ポリカーボネートのボディをつけるならPSのスプレーにしましょう。ポリカーボネートは大変やわらかいため塗膜に柔軟性が必要です。ポリカーボネートに通用のラッカーを使うと塗膜が割れてしまいます。

ミニ四駆のポリカーボネートボディには専用の塗料を使ってください。100均のカラースプレーでポリカーボネートは塗れません。

100均のラッカースプレーについてまとめ

  • 表面がザラザラした素材には良い
  • 表面がつるんとした素材にはおすすめしない→剥がれる
  • トップコートはおススメしない→カラースプレーが剥がれるのにトップコートも同様でしょう。
  • 内部の直接触れない部分の塗装には良い
  • 色によっては素材を溶かす可能性あり→ラッカーは多少素材を溶かして固着しますが、その加減がタミヤやクレオスは絶妙に調整しているため、そのようなトラブルは少ない