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プラモデルの水転写デカールが剥がれた!剥がれないできれいに貼る方法

2024年4月23日

ずいぶん前ですが、やっつけ仕事でデカールを貼り、後ほど剥がれてしまったのですが、反面教師として、剥がれないできれいにデカールを貼る方法をメモとして残します。

デカールが剥がれてしまった原因

マークセッターを使って、しっかり凹凸にも着けましたので、問題なくクリアーを吹き、研ぎ出ししてOK。だったのですが、しばらくしてデカールが浮いてしまい、ボロボロ剥がれてしまいました。

思い当たる節は、クリアーを吹いたとき、砂吹きがイマイチで乾燥もイマイチ。これしかないです。

本来デカールの上にクリアーを吹いて保護するのですが、そのクリアーとデカールのファーストコンタクト時に多めのクリア塗装を吹き付けてしまうとデカールが多めの水分で浮いてしまい、剥がれてしまうのです。

剥がれないできれいに貼る方法は

砂吹きをして乾いてから2回目のクリアーを吹く。

砂吹きですとデカール表面でクリア塗膜が止まるため剥がれません。その砂吹きが乾いてから2回目のクリアーを吹くとデカールを保護しているため、剥がれないんですね。これ手を抜くと失敗しちゃうんです。

クリアー塗装の種類

デカールの上から吹く場合、水性塗料一択ですね。油性のラッカークリアーを吹くと、薄いデカールが溶けてしまいます。もちろん砂吹きすれば溶ける確率も下がりますが、安心してデカールの上に吹き付けることはできません。タミヤのクリアースプレーには『デカールの上から吹かないでください』との注意書きがありますし。

筆者はクレオスのアクリオスクリアーorプレミアムトップコートを使っています。
この2種類塗料の中身は同じらしいので、エアブラシに入れて使うか、スプレーで使うか気分次第で使っています。水性だから臭いもつらくないし、水性なのに乾きもそこそこ早い。おススメです。

マークセッターorマークソフター

デカールに使うマークセッター、マークソフターがあります。いつも使っていますが、凹凸がある部分はほぼ必須です。平面だったら不要ですが、凹凸の激しいところはマークソフター。多少の凹凸だったり、面積が大きい場合はマークセッターですね。
とは言いますが、基本マークセッターしか使っていません。マークソフターには接着強化の作用が無いからです。
マークセッターはマークソフターのように強いソフト効果はありませんが、一応ソフターの一面もあります。一石二鳥なのです。マークセッターは。
接着強化のためなので、プラモデル本体とデカールの間につけましょう。

クリアーを吹く時は

しっかりデカールが乾いてからですね。大体半日~1日くらい乾かしてからクリアーを砂吹きします。2回目のクリアーは数時間後、3回目も数時間後。研ぎ出しは丸1日以上空けてからですね。塗膜が不十分なのにペーパーで擦る指紋が残ったりするからです。
プロのモデラーさんは3日とか乾燥させるとも聞きます。

研ぎ出しする場合は3回くらいクリアーを吹いています。また、デカールの上を研ぎ出しする場合、4000番以上から使っています。2000番だとデカールを剥がして経験があるからです。

デカールの上はあんまりペーパーで擦らない方がいいかもしれませんね。
また、デカールの乾燥時間ですが、あまり短いと水が残っていて、その上にクリアーを吹くと、いずれ水の行き場がなくなりデカールが浮き上がるなんてことも・・・見た目乾燥OKと思っても、1日くらい乾燥に時間をかけた方がいいですね。焦ってもしゃーないです。

マークソフターやマークセッターで塗装が剥がれる・・

両者とも水性塗料の塗膜を溶解するため、たっぷり薄めもせず、長時間放置すると塗膜が溶けます。

なのでデカールを貼ったら水分を早めに吸い取りましょう。

注意点についても確認した方がいいです→クレオスマークソフター、セッターの注意点

この注意を守れば塗膜が溶ける心配も無いでしょう。