プラモデルの水転写デカールが剥がれた!剥がれないできれいに貼る方法
ずいぶん前ですが、やっつけ仕事でデカールを貼り、後ほど剥がれてしまったのですが、反面教師として、剥がれないできれいにデカールを貼る方法をメモとして残します。
デカールが剥がれてしまった原因

マークセッターを使って、しっかり凹凸にも着けましたので、問題なくクリアーを吹き、研ぎ出ししてOK。だったのですが、しばらくしてデカールが浮いてしまい、ボロボロ剥がれてしまいました。
思い当たる節は、クリアーを吹いたとき、砂吹きがイマイチで乾燥もイマイチ。これしかないです。
本来デカールの上にクリアーを吹いて保護するのですが、そのクリアーとデカールのファーストコンタクト時に多めのクリア塗装を吹き付けてしまうとデカールが多めの水分で浮いてしまい、剥がれてしまうのです。
剥がれないできれいに貼る方法は
砂吹きをして乾いてから2回目のクリアーを吹く。
砂吹きですとデカール表面でクリア塗膜が止まるため剥がれません。その砂吹きが乾いてから2回目のクリアーを吹くとデカールを保護しているため、剥がれないんですね。これ手を抜くと失敗しちゃうんです。

クリアー塗装の種類
デカールの上から吹く場合、水性塗料一択ですね。油性のラッカークリアーを吹くと、薄いデカールが溶けてしまいます。もちろん砂吹きすれば溶ける確率も下がりますが、安心してデカールの上に吹き付けることはできません。タミヤのクリアースプレーには『デカールの上から吹かないでください』との注意書きがありますし。
筆者はクレオスのアクリオスクリアーorプレミアムトップコートを使っています。
この2種類塗料の中身は同じらしいので、エアブラシに入れて使うか、スプレーで使うか気分次第で使っています。水性だから臭いもつらくないし、水性なのに乾きもそこそこ早い。おススメです。
マークセッターorマークソフター

デカールに使うマークセッター、マークソフターがあります。いつも使っていますが、凹凸がある部分はほぼ必須です。平面だったら不要ですが、凹凸の激しいところはマークソフター。多少の凹凸だったり、面積が大きい場合はマークセッターですね。
とは言いますが、基本マークセッターしか使っていません。マークソフターには接着強化の作用が無いからです。
マークセッターはマークソフターのように強いソフト効果はありませんが、一応ソフターの一面もあります。一石二鳥なのです。マークセッターは。
接着強化のためなので、プラモデル本体とデカールの間につけましょう。
クリアーを吹く時は
しっかりデカールが乾いてからですね。大体半日~1日くらい乾かしてからクリアーを砂吹きします。2回目のクリアーは数時間後、3回目も数時間後。研ぎ出しは丸1日以上空けてからですね。塗膜が不十分なのにペーパーで擦る指紋が残ったりするからです。
プロのモデラーさんは3日とか乾燥させるとも聞きます。
研ぎ出しする場合は3回くらいクリアーを吹いています。また、デカールの上を研ぎ出しする場合、4000番以上から使っています。2000番だとデカールを剥がして経験があるからです。デカールの上はあんまりペーパーで擦らない方がいいかもしれませんね。
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