アオシマのプラモデルがひどいってなに?
グーグル検索でアオシマの次の予測キーワードにでてきますが、何のことなのか検証しました。
一体プラモデル優等生のアオシマ製品がひどいとは意味が不明ですので・・・
とはいうものの思い当たる節が無いわけでもないけど、ひどいって程でもないのですが。
アオシマの何がひどいのかカーモデルで検証
『確かにちょっとここは難ありだな』という事例を紹介します。アオシマ製品に限らず多少は『ちょっと改善してほしいな』という部分はどのメーカーさんもありますが。
初めに断っておきますが、最近のアオシマ製プラモデルは秀逸です。昔の再販であったり、譲渡した会社から受け継いだ古い金型を使ったプラモデルについて、ひどいと思える部分があるのです。新規金型で新作は期待して良いでしょう。では、以下に紹介する事例ですが、古い金型、古い機種についてになります。
少しひどいかなと思える事例
1.日産のS30フェアレディZですが、パーツ点数が極端に少なく、内装の内張もありません。しかも値段が安いわけじゃない。
タミヤは値段とクオリティは値段に比例します。アオシマはその比例が多少は当てはまるものの、S30フェアレディZはこの品質でこの値段・・・とちょっと不満にはなります。外観ディテールが素晴らしいため、良しとしますけど。
2.10型初期ソアラグラチャンシリーズはグラチャンだからきっといろいろパーツもあってとワクワクしてパッケージを開封するも、パーツ点数少な目、シャシーはなんとタイヤハウスもついてないんです。さすがにタイヤハウスが無いのは嫌だったんでプラ板で自作しました。さらにヘッドライトのリフレクター部が昔のムギ球を入れる構造となっており、そのままメッキ塗装したとしても10型ソアラの雰囲気が出ません。なので、ここはパテで埋めて、さらにリューターで削り出しし片側2頭式に改造しました。
3.330グロリアですが、こちらは少しの改善点だけですが、ヘッドライトリフレクター部品がありません。なのでメッキシールを貼るか、透明パーツを着色するかになります。リフレクターがないとさすがにリアリティに欠けますので、いずれお湯丸で型どりしレジンで自作しようと思います。
4.車ではなくバイクですが、ゴリラはヘッドライトのカバーと透明パーツ、リフレクターがメッキパーツ一体となっています。さすがにリアリティに欠けるとは正直思いますが、これは改造は困難と判断。これで良しとします。こちらの商品は古い訳ではないですね。
もしプラモデル初心者が始めてカーモデルの製作をするならアオシマのスナップキットあたりでしょう。1/24スケールならタミヤの安価シリーズ。例えば2000円以下で買えるR32GT-Rかなと。アオシマしかほしい車種や企画がないならアオシマを迷わず買って、以下の筆者感想を少しでも意に止めておくと良いでしょう。
アオシマ製品100台以上作った筆者の感想(Good or Bat)
- アオシマ製品は企画が多いためアオシマ製品を買う頻度が高い→ワークス、グラチャンなど超絶うれしい企画多いでしょ!
- 1990年台後期からの製品はクオリティが高い(タミヤと遜色ない)
- 古いモーターライズ品流用品にちょっとひどい製品が入っていることが多い→ディスプレイモデルと書いてある商品は大体満足
- パーツ点数が少ない、リアリティが低い製品でも、テクニックを駆使していくらでもリアリティアップ可能→つまりこれが楽しいと思える部分あり
- 値段がそこそこ高い製品は高品質とは限らない
- たまに説明書とパーツのナンバリングがあっていない→パーツから自分で読み解く
- 超レアだけど2台組めるキットが存在→X30マークツーを買うとチェイサーも組める。アルトを買うとセルボが組める。もっとあるかな?!
- サスペンションギミックがある製品だとお得感がある
- バリエーションが業界ではNo.1だと思う。だってケンメリだけで、どれだけあるのでしょうか・・・ノーマルから街道レーサー仕様、チューンアップメーカー仕様など、たくさんのバリエーションから作れるのも魅力
どんなメーカーの製品でも、『ここはちょっと・・・』となる部分はありますよね。そんな時はテクニック、ツールなどでカバーですね。関連記事置いておきます。
カープラモデルの窓枠の塗装方法
プラモデルの透明パーツの接着剤について
プラモデルのメッキ塗装方法
アリイのプラモデルがひどいって何のこと?!多分ここかな
アオシマの歴史
もう100年の企業なんですね→アオシマ100th
そりゃ企業も人も時間とともに成長しますからね。難あるものもありますよ。どんな企業だって。100年も頑張ってプラモデル作ってくれているアオシマには敬意しかないです。
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