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車のオイル交換の目安(メーカー指定とピットでの差がある)

2023年11月23日

車のオイル交換って一般的には3か月に一度で3000キロ程度で交換しましょうと言われています。これはオートバックスでの意見です。筆者もオイル交換はオートバックスにお願いしております。

でもこれってスタンダードなのでしょうか?

3000Km毎に交換なのか?

愛車のボンネットに記載してあるメンテナンスシールを見てみると

ボンネット裏のエンジン調整基準ステッカーしっかり見てますか

なんと12か月ごと、もしくは15000キロごととなっております。量販店などでの意見より4倍長いですし、距離で言うと5倍も長いわけです。変えすぎじゃん!って疑問に思いませんか?

オートバックスだけじゃなくて、イエローハットでもカーレッツアでも・・・

このことをオートバックスのオイルチェンジのあんちゃんに聞いてみると

「メーカーのは最低限のもので実際は長すぎます」とのことです。

しかしメーカーは

「メンテナンスノートに記載してある通りで大丈夫です。しかし、オイル交換をしっかり行うことで常にきれいな状態であれば車には良いことです」

とのことです。エンジンオイルはATFと違って頻繁な交換でミッションが滑るようなデメリットもないため、むしろ3000キロくらいでの交換はエンジンには好影響であるのは言うまでもありません。

メーカーのディーラーですらも早めの交換をおススメしてきますが、実際に貴社で作っている車だぞ!どっちだ!と詰め寄ったこともあります。(もちろん物腰柔らかく言いました)

20年ほどのオイル交換における実体験

20年以上前はサービスエンジニアの仕事で1年間で3万キロ超えの走行距離だったのであまり、一般的ではないのですが、その仕事を辞めて、ここ20年くらい、年間走行距離は5000キロ未満となっております。この20年間のオイル交換をした実績、結果を少々お伝えします。

まず、車検時にオイル交換を実施します。その時オイルエレメントも交換。1年間オイル交換はしません。

車検から1年経ったらオートバックスでオイル交換します。1年オイル交換していないため、オイルエレメントも交換します。車検から5000キロ未満の走行距離です。

その繰り返しで10年、次の車も10年ほど続いています。

10年前の車はというと、走行距離16万キロで、シリンダヘッドにオイル漏れ発生、古いため乗り換えました。

エンジンの焼き付き、燃費の極端な低下はありません。

次の車。今8年ほど乗っています。走行距離い12万キロ。1年に1回しかオイルを交換していませんが、全く問題ありません。燃費もそこそこよく、悪化もしていません。

実体験として、年間走行距離5000キロ未満なら1年に1回のオイル交換で全く問題ありません。

しかし5000キロごとに交換のため、メーカー既定の15000キロ毎というのは3倍です・・・

メーカ規定通りだとエンジンが壊れやすい?

メーカーのディーラーでいろいろ話を聞きました。筆者は車の板金整備を数年やっていました関係上とにかく車に関する情報の引き出しはたくさんあります!

話を戻しますと、

メーカーのメンテナンスノートは正しいです。しっかりスペックのあったオイル粘度のものを使い、量をしっかりまもっている限り、エンジンオイル不良でエンジンが壊れることはほぼないと言っていいでしょう。でも5000キロの3倍もオイル交換をしないのはさすがにビビっています。

しかしここから肝心ですが、

12か月ほぼノーメンテナンスでオイル量など気にしていない人が、オイルが減っているのを知らず乗り続けたら・・・そりゃ壊れます。さらに、ご近所ドライバーさん、たった2000キロ程度の走行でも案外エンジンにダメージが来ていますぞ。

ご近所ドライバーって、エンジンが温まったころにエンジンストップ、これを毎日繰り返しているわけです。これこそエンジンに大変な負担がかかっているのです。

エンジンはある程度回した方が調子が良くなります。これはエンジンとガソリンの問題もありますし、エンジンオイルの温度にも関係あります。ご近所しか乗らない人はエンジンオイル温度が低い状態を意味します。オイルの温度が低すぎてもコンディションが良くないです。そもそも全く乗らなくても12か月交換とメーカーからの指示があるので、交換してください。

たとえ5キロしか12か月で乗っていなくても。使わなくても劣化するのがエンジンオイルです。

このようにご近所ドライバーさんは距離が少ないからそんなにエンジンに負担がかかっていないと思っていますし、12か月でいいんでしょ?そもそも15000キロも走っていないよ!年間たったの2000キロよ!なので12か月に1度でいいのよ!と言っても、エンジンコンディションは良い乗り方をしていないため、たとえ2000キロであってもしっかり12か月以内に交換するべきでしょう。また、せめて月に1度はオイル量はチェックしてください。問題なければ12か月もしくは15000キロを目安に交換をしましょう。

ターボ車やスーパーチャージャー車はもっと早い

ターボ車やスーパーチャージャー車に乗っているユーザーは当然車に詳しい人なのでしっかり早めに交換していると思いますが、実際過給機付きの車はエンジンパワーがすごいですし、特にターボ車はタービンを回しているためエンジンが高温になりやすいです。

そのため、エンジンに負担がかかります。メーカー指定の交換時期も早くなっておりますが、メンテナンスシートを目安に判断すれば大丈夫でしょう。ターボ車専用のオイルを使いましょう。スーパーチャージャー付のオイルは見たことがありませんが、過給機付きのエンジンは品質の高いものをチョイスするべきでしょう。

エンジンオイルのグレードや粘度は理解しておくべき

理屈がわからないと、ただ何となく近いスペックのオイルを入れてしまいます。

それだと実はもったいないことにつながります。

つまり、最近の車は省燃費です。それを昔の知識で適当にオイルを選ぶと、省燃費エンジンなのに燃費が悪い・・・なんとことに。

つまりオイルは燃費にかなり重要なのです。高粘度のオイルを入れると燃費が落ちます。反面、低粘度は摩擦が少ないため燃費は上がりますが、エンジンが焼き付きやすいのです。しかし最近のエンジンは低粘度でも大丈夫なように作られており、低粘度のオイルでも性能、耐久性が出るようになっています。それなのに高粘度のオイルを入れちゃ、せっかくの省燃費エンジンの性能が発揮できませんよね。

だから、しっかり推奨オイルを確認し、推奨オイルのスペックを満足した商品を買って入れましょう。

参考までに筆者の愛車の推奨オイルについてです。

  • SJ
  • SL
  • ILSAC
  • 5W-20

エンジンオイルの粘度は愛車の推奨を選ぶ!

筆者の愛車の推奨エンジンの粘度は5W-20と記載があるため、この範囲を網羅したものをチョイスしています。
Wは冬のWinterで、冬場は粘度5右の20は高温時の数字になります。

ちなみにこの5W-20は低粘度のオイルとなります。低粘度、すなわちサラサラなオイルは省燃費ですね。高粘度ではその分負荷がかかり燃費が落ちます。しかしスポーツカーやターボ車のような高回転を頻繁に使う車はある程度の高粘度が必要になります。その分燃費が落ちるわけですね。低粘度オイルをターボ車に入れるのは良くないわけです。ですから、ちゃんと車のボンネットを見て、推奨の粘度を確認して、同程度のオイルを入れるのが良いです。

燃費が悪いな・・・と思ったら高粘度のオイルを入れているかもしれませんね。チェックしてますか?!

オイル交換の時の古いオイルの抜き方

オイル交換の時に古いオイルを出しますが、オイルドレインボルトから抜く下抜きもしくはオイル注入口から抜く上抜きがあります。現在どこでもたいて機械で上抜きが主流となっております。どちらでもいいのですが。

オイルパンにあるドレインから抜き取る下抜きの方が汚いスラッジ等を良く排出してくれるので良いと思います。(車種によりどちらが良いかわからないためこだわらなくてよいだろう)

オイルエレメント交換時期は

オイルエレメント交換時期はオイル交換2回に対して1回でしょう。メーカー指定も幅が広く、12か月から24か月というのが多いです。なのでその程度で十分でしょう。例えば

車検の時にオイルとオイルエレメント交換、1年点検にオイル交換、次の車検でオイルとオイルエレメント交換、みたいな感じです。ターボ車だったり、もっと距離を走る人はその倍といった風に距離と時期を見ながら判断します。あくまでも量は確実に入っていることを確認しましょう。ここ極めて大事です。

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