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蓄電池導入後電気代は安くなる

この記事を書いたのは・・・
By Koji

うだつの上がらない53歳のおじさん。低学歴の低収入で4人の子供を育ててきた住宅ローン有の痛いおじさん・・・
経験をすべてHOW TOになるようにブログにアップしています!
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当たり前ですが、蓄電池を導入すると電気代は安くなります。しかしあくまでも太陽光発電を伴っての場合です。我が家は蓄電池と太陽光発電システムを導入していますので、その経験から記事にしております。

オール電化住宅で、太陽光発電が無い住宅でも、夜間の安い電気代で蓄電し、貯めた電力を単価の高い日中に使うことで電気代を浮かせる。つまり差額にて得するという理論ですが、これは実体験として感じませんでした。

契約している電力会社のプランを確認

我が家のニチコン蓄電池。土台もしっかりブロックで固定されている

まず太陽光発電が伴っている場合、間違いなく電気代は下がります。天候にもよりますが。

太陽光発電が無い家庭の場合、差額で電気代を安くするというならまず、契約している電力会社の料金設定を確認しましょう。

我が家は東京電力のオール電化プラン「電化上手」

我が家の例を表にしました。しかし電化上手のプランは現在申し込み出来ないため、今主流のスマートライフプランも交えております。

プラン深夜時間帯深夜以外時間帯日中時間帯
電化上手\29.05(23時~7時)\36.07(7時~10時、17時~23時)\44.13(夏季) \40.64(10時~17時)
スマートライフ\28.06(1時~6時)\35.96(6時~翌日1時)
(1kw/h)の電気代単価

電化上手の深夜時間帯は電気代単価\29.05です。日中は\40.64です(冬場)

差額は\11.59です。今主流である蓄電池の容量は7.2kwらしいのですが、それを例にして計算してみます。

太陽光発電が伴わない場合

ちなみにフルで7.2kwはたまりません。蓄電池を維持する電力は最低限残す必要があるためです。ですので、実際に蓄電できる電力は8掛けと思ってよいでしょう。7.2の場合5.76kw蓄電できるという計算です。

差額のマックスを計算すると11.59*5.76=\66.76
さらに1カ月で計算すると66.76*31=\2069

1日2回も充電するのは一般的じゃないです(深夜貯めた電力を深夜に使いませんから)

つまり、太陽光発電システム無の場合、1カ月マックスで\2069節約できる計算です。

しかし落とし穴が。

電力にはロス(変換効率)が必ず存在する

1の電力を生み出して1に転嫁できません。

必ずロスがあるのです。車のオートマチックは10の動力を得ても実際にミッションに伝わるのは6程度とされています。熱エネルギーなどにも変換されてしまい、肝心な動力へ行かないエネルギーがある訳ですね。

蓄電池の電力ロス(変換効率)は9.5割程度

現在発売中の蓄電池はエネルギーロスが9.5割程度です。つまり1.5割分利益が出ない。

リチウムイオン蓄電池は直流で充放電を行うので、交流からの充電・交流への放電の際に、それぞれ電力を変換しなければなりません。その変換効率がおよそ95%程度なので、充放電でそれぞれ5%分の損失があるのです。

ヤマキシの蓄電市場

先ほど1カ月の差額利益は\2069円と算出しました。それに9.5割で計算すると、

¥1965

がおおよその利益となります。

年間ですと、¥23587です。月々の蓄電池代支払いと比べると・・・ほぼ利益など無いと考えられます。つまり太陽光発電が伴わない蓄電池は導入不要であり、無意味と言えます。強いて言えるなら、停電等の緊急時に助かるって程度です・・・

我が家のハイブリッドタイプのパワコン

太陽光発電システムが伴う蓄電池での利益は

15時半に100%達成しました。初秋ですね。この日は雲もありましたがおおむね晴れ。

これは我が家の例ですが、結果は出ます。そのためのおススメもお知らせしますが、まず数値から。

1カ月のうち15日が晴天と仮定しましょう。冬場でも平日はマックスで蓄電できます。土日在宅しているとマックスは厳しいですが。

5.76kwが最大蓄電量と書きましたので、15日晴天が1カ月有るとして計算すると、

5.76*15=86.4kw
日中\40.64で使用できるので、¥3511円

安い深夜電力を使わず太陽光で蓄電できるため、3511円は無料で使えます。年間だと、\42136

ちなみに晴天が多く、日中が長い5月あたりだともっと伸びます。

また、こんなことはあり得ませんが365日すべて晴天だと仮定する計算を記します(つまり最大マックスでいくら儲かるかを見てみましょう)

5.76*40.64*365=\85441

つまり最大\85441/年と言う計算です。これをもとに蓄電池導入を決めてみてはいかがでしょう。補助金が無いなら全く導入する意味がないとは個人的に思います。停電時のメリットしかないでしょう。

補助金が大きい東京都の場合は導入メリットは大きいでしょう。

だって低く見積もって\42136の利益が出るなら15年で\632040となります。導入資金200万円、補助金が100万なら実際の出費は100万円。15年利益で差額37万円程度となりますが、もっと安く導入できる、また補助金がもっと高いならペイできるでしょう。

実際どうなの?

実際に去年と今年の比較をしていきます。燃料調整費があるため金額ではなく、購入電力量で比較します。

2022年、2023年の10、11、12月で比較しましょう。2023年蓄電池導入。

12kwマイナスとなりました。

169kwマイナスとなりました。2023年10月は天候が過ごしやすく空調利用が激減。

109kwマイナスでした。2023年11月は暖冬で空調利用が少なかったです。

蓄電容量を細かく制御するのが一番お得

現在蓄電は26%。深夜電力蓄電容量を天気予報を見て設定する。

我が家では前日に天気予報を見て夜間電力量を判断します。晴天の予報なら深夜電力で蓄電はしません。

だって晴天なら太陽光発電でたっぷり蓄電できるからです。もちろん予報なので100%当たりませんが・・・

もし予報を無視して深夜料金で100%蓄電して、晴天でたっぷり太陽光発電している場合、すべて売電に回ってしまうのです。売電価格は\8.5/kwですよ。これ日中使うと\40.64/kwですからね。

つまり4.7倍も損しちゃうわけですよ。天気予報しっかりチェックしてくださいね。

いかがでしょうか。これらを踏まえた導入計画をおススメします。むやみやたらに導入すると後で納得できない場合もありますよ・・・

まとめ

補助金と蓄電池導入費用を天秤にかけて、自己資金70万円くらいなら15年でペイ、それ以降儲けが出る。そのようなイメージです。もちろん太陽光発電システムが無いと費用対効果は無いです。

節約

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